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意馬心猿の情に駆られて [今日の話題]

 一昨日、プロ野球日本シリーズの結果を受けて、色々書きましたが、人には、好き好きというものがあるようです。また、某氏のことについて色々ご意見をメールで頂きました。
 
 ご意見、ご感想ありがとうございます、と言いたいところですが、意馬心猿の情に駆られて、如何なものかというメールも頂いております。
 
 個性豊かたな方ですし、某氏に対して、サードパーソンの好き嫌いがあるかと思いますが、『今日の話題』で書いてあることは、個人的な見解ですので、ご理解ください。

 では、みなさまにとって、良い真夜中でありますように。



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タグ:意馬心猿
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ささやかな休日4 [ささやかな休日 【ショートショート】]

 若井寅蔵は、妻の海子とホテルの1階ロビーフロアにあるラウンジ『リンカーン』にいた。
 ほんの十五分程前まで、海子は上機嫌だった。

 遡ると・・・。

 時間は、14時を少し過ぎたあたりだった。駅からホテルまでは、タクシーで乗り付けた。
表玄関に着いた途端、ドアマンがタクシーに寄って来た。

 「東京大神ワイハットホテルにようこそ」。そう言ってドアマンは、寅蔵と海子のボストンバックの持ち手に、手を差し出した。寅蔵と海子は、少し恥ずかしそうにして、ボストンバッグを渡した。

 「ご宿泊のお客様で、よろしかったですか?」

 「はい、そうです」

 寅蔵は、ドアマンの問い掛けに答えた。ドアマンの名札には、金野と書かれていた。

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今日はこの話題 [今日の話題]

 えー、プロ野球日本シリーズで、東北楽天イーグルスが優勝しました。

 球団創設9年目での日本一だそうです。

 イーグルスを特別、応援しているわけではないのですが、・・・、気になる人がいまして、・・・、
その人は、・・・、その人は、監督の星野仙一氏です。

 

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それぞれの人生1 [それぞれの人生 【小説】]

 生徒達は、バケツを持って立たされていた。
生徒の名前は、萩原精二、竹田修、谷口弘志、藤田征夫、熊田健史。

 五名の生徒の前に立っていたのは、担任教師の西村敢男だった。
西村は、右手に授業で使われる全長60センチメートルはある、アルミ製のコンパスを持っていた。

 西村は、回転軸とチョークハサミを合わせて、カチカチ鳴らして、生徒を威嚇し、生徒の顔色を窺っていた。

 同僚の教師である国東が、「西村さん、程々にね」と声を掛けた。

 立たされている生徒の一人である熊田は、国東を訴えかけるような目で見ていた。

 「オレに言っても知らん」

 国東は、はき捨てるように、そして、生徒を見捨てるように言った。


 

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イベントの開催 [お知らせ]

 トップページにも書いてありますが、WEB上というか、ブログサイト内で、イベントの開催を予定しています。

 暗中模索というほど、手掛かり不足ではないのですが、ストーリーズ・カフェに訪問されるユーザーの皆様が、
少しでも、喜べるものをと検討しています。

 当初は、11月1日つまり、本日からの予定でしたが、ずれ込んでいます。追々、イベントの内容を告知しなが
らやっていければと考えています。

 ご期待に添えるかどうかは、判りませんが、しばらくお待ちください。


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牛首を懸けて馬肉を売る [お知らせ]

 「牛首を懸けて馬肉を売る」・・・、意味は、見かけと実質とが一致しないこと。
 
 最近、全国的に食品偽装問題が噴出しています。
「けしからん!」、「裏切られた」、「まぁ、今までよく明るみにならなかったなぁ」、
「どこでも、やっていることだよ」などなど。

 人それぞれ、いろんな考え方が、あるようですが、
総じて、こういう行為に関しては、否定的な意見が多いと思います。・・・(当然のことですが!)

 唯、信じられないのは、それを、当然として、食品を扱う人の当然の権利のように言う人がいます。
世間では、「開き直っている」と評されることもあります。・・・如何なものでしょうか?

 私は、そういう人とは、“関わり合いたくない”と思っています。

 『ささやかな休日』では、若井寅蔵、海子夫妻が、食品偽装を目の当たりにすることなります。
長年寿司職人として働いてきた寅蔵とそれを支え続けた海子。

 この二人が・・・。

 『ささやかな休日』、続きのお話は、連休中にアップの予定です。


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営業マン 長島幸四郎3 [営業マン 長島幸四郎 【小説】]

 上村が、息を切らせて席に着いた。

 「お前も、ブラックでいいか?」
幸四郎は、汗だくの上村に尋ねた。

 「すいません、僕、まだ何も食べてないので、モーニングにします」

 「OK。マスター、モーニングを一つください」

 「はいよ」
店の奥から、この店のマスターが低い声で答えた。

 「早速ですが、主任は草叢の件を、いつ知ったのですか?」

 「今朝のニュースが、初めてだ」

 「本当ですか?」
 上村は、幸四郎に迫った。

 「本当だよ。俺を疑うのか?」

 「疑ってはいませんが・・・、少しショックです。主任が知らなかったなんて」

 「おいおい、俺だって、万能じゃないよ」

 社内外で、情報通で知られる幸四郎だったが、今回の件は彼自身、寝耳に水の話であった。上村の顔は、今までにない表情を浮かべていた。

 額の汗を度々拭いながら、上村は言った。


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ささやかな休日3 [ささやかな休日 【ショートショート】]

 寅蔵が、「夫婦水入らずプラン」の宿泊予約を入れてから十日後、寅蔵あての電話が入った。
東京大神ワイハットホテルの宿泊係の岩佐からだった。

 「若井様のご自宅で宜しかったでしょうか?」

 「はい、若井でございます」。電話に出たのは、海子だった。

 「こちらは、東京大神ワイハットホテルの宿泊係の岩佐でございます。寅蔵様はご在宅ですか?」
大変丁寧な言葉づかいに、海子は緊張しながら「はい」と言って、寅蔵を呼び出した。

 「はい、若井寅蔵ですが?」

 電話に出た寅蔵は、すぐに応答した。

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ささやかな休日2 [ささやかな休日 【ショートショート】]

 時計の針は、深夜1時を回っていた。寅蔵は、東京大神ワイハットホテルのホームぺージを食い入るように見ていた。妻の海子が、少しでも喜ぶようなプランを探していた。

 海子は、「日帰りでもいい」と言っていたが、寅蔵の気持は、それでは収まらなかった。1年365日働き詰めの毎日。正月やお盆の時期は、寿司屋にとっての繁忙期。長期の休みなどは、娘の美子が十五年前に嫁いだ時の一週間だけ。週一回の定休日が、唯一の休息の日であった。海子は、夫の寅蔵を支え続けて来たのだ。
 
 「当然のご褒美」と寅蔵は思っていた。

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横南高校物語4 [横南高校物語 【学園物語】]

 亜紀子は、明日、瑶子に聞かせる曲を選んでいた。本棚には、今まで亜紀子が練習に練習を重ねた、
譜面を束ねたファイルが並んでいた。

 突然、携帯電話のメールボックスに、加藤晋太郎からのメールが入った。加藤は、整形外科医である。
昔、亜紀子の主治医であった男だ。

 亜紀子は、何度か右手の腱鞘炎を患ったことがあった。今は大丈夫であるが、ソフトボールの過酷なピッチング練習とピアノの練習が重なると、右手の手首を痛めていた。腱鞘炎の症状が出ると、亜紀子は通学途中にある、「みなみやま整形外科院」に通院していた。そこで、加藤は医員として勤務していた。

 加藤は、所謂インテリのエリートであったが、人当たりは良く、亜紀子は兄のように慕っていた。恋愛感情は無かったが、加藤に会うたび、胸は高鳴っていた。

 

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